今夏、最高気温が40度を超える日が相次いだことを踏まえ、気象庁の野村竜一長官は17日の記者会見で、40度以上の日に新しい名前を検討していると明らかにした。「酷暑日」が有力で、早ければ来夏から天気予報などで使い始めたいとしている。
気象庁によると、40度以上となる地点数は2010年以降、増加傾向という。今年は8月5日に群馬県伊勢崎市で国内の観測史上最高となる41.8度を観測するなど、全国914地点のうち、のべ30地点で40度以上を記録した。
現在、気象庁では最高気温が25度以上の日を「夏日」、30度以上を「真夏日」、35度以上を「猛暑日」と呼ぶと決めている。猛暑日は07年に気象庁が天気予報などで使う「予報用語」として追加し、日常的に使われるようになった。